タイトル通り、この2つは似ているようで、違うと思う。
どっちにも言えることは、ガチパとの対戦を望んでいること。まず、ね。
違うのは、前者は戦術を重んじ、後者は駆け引きを重んじる。そんな感じ。
　
ガチパ『と』戦う楽しみ　は、「強い相手を倒した！」って言う満足感とか、
言い方は悪いけど、「ざまあみろ！」と思う優越感に浸りたい、そんな感じ。
だから、自分が同じ穴に入りたくないし、入ろうとも思わない。
多分、その人に取ってみれば、ガチパを使うことこそが「負け」になるから。
　
でも、なんだかんだで負けるのは悔しい。仮に自分の方が弱ポケであってもね。
数値上の実力で諦めない辺りが、「ガチパとはあまり戦いたくない…」と思う人との違い。
　
じゃあ、数字で負けてるのに、勝つにはどうするの？…作戦しかないでしょう。
となる…気がする。
ようするに、虚を突いて相手を倒すと言うこと。顕著なのが、めざ氷を忍ばせる事かな。
基本的に、めざパは想定外の技です。本当は考えなくてもいい技のハズです。
つまり、「こいつが氷技撃つの！？」と相手の計算を狂わせる。
読み合いをするんじゃなくて、「ウチの子の型が分かるかな？」と言う事を楽しむ。
これによって、勝ち筋を作り、勝とうとするワケです。
　
これが「ガチパ『と』戦いたい人」だと思います。
　
　
じゃあ、ガチパ『で』戦いたい人は？
駆け引きって言ったけど、「虚を突くのも駆け引き」じゃないの？
とか思うかもしれませんが…。
　
今や、サンダース＝めざ氷所持と言っても過言では無いでしょう。
めざ草だったり、他の例もあるかと思いますが…一旦置いておいて。
仮に
自分：ガブリアス(ハチマキ)　vs 相手：サンダース
の構図になった時、めざ氷を警戒せずに動きますか？
結果的に地震を撃つ選択をしたとしても、一旦考慮すると思います。
　
「虚を付く」ところの駆け引きは、ここが弱いわけです。
この構図。まだサンダース自体が優秀な部類のポケモンだから良いでしょうが…。
特殊ストライクならどうでしょうか。
初見には絶対的に強いです。だってツバメ返しとか、剣の舞を想像するでしょう？
初見相手だったら、「ガブ読みめざ氷」みたいな動きがしやすいでしょうが、
一度構成がバレると「こいつは特殊型だから」という定で動かれますよね。
　
ストライクが特殊型とバレた時点で、奇襲性がなくなります。
下手しなくても、型が割れてるんだったら、特殊が高いポケモンにした方が仕事をするようになるでしょう。
こうなった時、その戦術には穴が空いたことになりますね。
　
「ガチパ『で』戦いたい人」と言うのは、何が目的か…勝率を上げるだけです。
型が割れた程度で地位が揺るぐような物なんか、使えません。
　
数値的・パーティバランス的に究極系を模索して、
更に相手の取りうる行動を予測して、対処できるようにしておく。
練りに練り上げたパーティを用意して、妥協はしない。
そこまでやって、はじめて相手の行動を「読む」。
その「読み」さえも、自分の経験や理論から導き出す、「勘」の成分を排他していく。
そうして、勝利した時こそが至高。
　
これが「ガチパ『で』戦いたい人」だと思います。
本物の「ガチパ『で』戦いたい人」は、現在の環境メタを真っ先に思いつく人でしょう。
ガチパを使う楽しみというのは、
戦う前の細かい計算が上手くいった時にこそ、充実感を覚えるのではないでしょうか。
　
何が言いたかったかって言うと、ガチパの楽しみは回すときじゃなくて、
ダメージ計算をしている時から始まってるんだと思うよ。と言うことで。
ダメージ計算をしてる時点で、すでに駆け引きをしているんじゃなかろうか。
(…最低限の耐久は確保しつつの素早さ調節、とかね。
　虚を突く配分との違いは「あくまでも役割は維持する」部分かな）
　
　
徹夜明けのテンションだと、何か長文を書きたくなる。
多分、考え込んだり、上手く考えがまとまらないから、長文になるし、
そうやって整理をしようとしてるんだと思うけど。
　
あ、多分、前者を否定的、後者を肯定的な印象に捉えられる感じに書いてる気がします。
でも、どっちも楽しみとしてはアリ、と思います。
特に、ランダムバトルなんかは前者の方が楽しめると思うので。
後者の楽しみ方は…内輪とか大会みたいな、ある程度相手の実力が把握出来る場所でやる時かな。
…ガッチガチのダメージ計算したガチパって、割と奇襲に弱かったりするんですよ。