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妹萌え信者が贈るブログ。 外から見たら狂気に満ちているに違いない。 次元数を1つ落とす原因がシスプリだった点から察してください。
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2011-04-26(Tue)
二世議員,三世議員
ふと思ったんですが、何故世襲制が叩かれているのでしょうか。
会社の跡取りといった、権力だけでどうとでもなる物に関する事には如何なものかと思いますが、
二世議員だのと選挙で決まる事に対してまで叩くのは何故?
「それは本人の実力じゃなく、親の地盤で票を集めてるから」
なんでしょうけど、それを言ったら実績で当選する事しか認めないってこと?
期待してるから入れるってのはダメなんでしょうか。

それに、いくら「○○さんの子」だからって、自分にとってメリットが無い人間に票をいれますかね。
言い方は悪いかもしれませんが、「選挙で誰に入れるか」なんて「自分にとって都合がいいか」でしかないのでは?
もちろん、国や都道府県、市や町単位での未来を考えて、「この人だ」って選んでる人もいると思います。
ですが、多くの人が「この人は私たちお年寄りの味方だから」とか「地方の味方だから」「子どもがたくさんいるウチみたいなところだと助かるんだよ」と、自分の利益を考えていると思います。

じゃあ、世襲議員はなんで当選するの?
と考えると、まず単純には「親が良かったんだ」と保守的な層の票が入ると思います。
(そんな人がいてはいけないと言う前提ですが)「この人が議員さんをやっていてくれると、ウチに仕事が回ってくる」という、黒い人の票も入るでしょう。
…これ位じゃないですか?
多分、問題なのは後者の方なんでしょうが、それだって「自分の利益」を追求した結果じゃないですか。
そして、この後者の人が選挙に行ってるのではないでしょうか?
「あの人が議員さんをやってる時は潤った。だから、その地盤をひきついだこの人が当選してくれれば…」みたいな。
そうなれば、絶対に選挙に行きますよね。だって、その人は当選するかどうかで暮らしが変わってくる訳ですから。

何が言いたいのかというと、「世襲だから当選する」なんていうシステムを作り上げてるのは有権者です。
有権者が真面目に選挙に関して考えないから、今選挙でいい思いをしている人ばかりが投票しに行くのでは。

この前の東京都知事選では、現職・石原慎太郎氏が圧倒的な勝利を収めていました。
ネットでは「石原は悪!」「石原はダメだ!」なんて盛り上がっていましたが、石原に食い下がるような候補すらでませんでした。
そりゃそうですよね。だって、「石原じゃなかったら誰でも」なんてスタンスの盛り上がり方で政治が変わるわけなんて無いんですよ。
真剣に取り組んで、「変えてやる!」って人を見つけないといけないんですよ。
(候補の中にそういう「投票するに値する人」がいなかったのなら、最初から勝負は決まっていたという事です。)
「とりあえずテレビでみてたし、宮崎で頑張ってたし…東国原とでも書いておけ」なんて票じゃ、政治は変わらないんですよ。
「東京都の政治は東国原氏に託す!」位の考えじゃないと。(私が東国原さん推しという訳ではなく、これはひとつの例えとして…)
そこまで考えられないなら、「別に石原でも…」と思ってるんですよ。
自分の生活に危機を感じていないか、変えるつもりがないか、です。

この反対の例として挙げられるのが、夕張市長選で当選した鈴木直道さんです。
現職からその座を奪いましたよね。
私は夕張市の事をよく知っているわけではありませんが、ここ数年の報道を見るに、危機に瀕している事は感じられます。
それを市民も真剣に考えているという事が、投票率82.67%に表れているのではないでしょうか。
(とまで書いて何ですが、もしかしたら夕張市にとってはコレが普通なのかな…90%超えてる場所もあるし)
そして、何より、30歳の方が勝利しているという事が驚きです。
普通だと、何にも考えずに「若いのはダメだ」なんて言われる事でしょうが…
おそらく、真剣に向き合っているな、という事を市民が感じ取ったのではないでしょうか。
そして、市民もそれに対して「変えよう」という意識があったのでは無いでしょうか。

結局、政治をどうするか、の土台の部分を作るのは有権者です。
国や県の行き先を考えて投票するというのは難しいことかもしれませんが、
自分の生活の範囲の事だけでも真剣に考えて、政治に関わっていくべきじゃないでしょうか。
特に現状で満足できない人、不満がある人は尚更です。
そういった意識が有権者に浸透しない限り、「どうせ政治は…」と「一部の人間だけが甘い汁を吸ってるんだよ」といった思想はなくならないでしょう。
有権者1人1人が自分の事だけでも真面目に考えれば、名前だけの世襲議員なんかは居なくなりますよ。


(よく知りもしない人間が偉そうなことをつらつらと書きましたが、そこはどうか大目に…)

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